こんにちは、こなつです。
先日のスクールホリデーに子供をどこかに連れて行ってあげようと、アジア文明博物館 (Asian Civilisations Museum) へ行ってみました。
早速感想を言うと、息子のために行ったのに小学校低学年には退屈な場所でしたが、私たち大人には興味深かったです。
幸いシンガポール人と永住権保持者は常設展は無料だったので、無料で勉強させてもらってありがたいなと思いました。
さて、私はアジア文明博物館で何をおもしろいなと思ったのか書いてみようと思います。
1階 貿易と海のシルクロード
唐の難破船
1100年近く前に広東港から出発したアラブ船がスマトラ沖で難破し沈没していたのを1998年に発見し引き上げ、その貨物を展示しています。
その貨物の陶磁器などから当時の世界貿易が垣間見れます。
当時は唐の陶磁器が世界でとても人気があったのですね。
海上貿易
他にも9世紀から20世紀初頭にかけてのアジアの輸出品の展示がたくさんありました。
私は学生時代に暗記中心の歴史の勉強は苦手でしたが、今こういう展示物を見て歴史に思いを馳せることができるようになりました。
踊り子と音楽家のモチーフの黄金のワインカップ。
中国の物ですがデザインの人物のモデルは中央アジア人なんだそう。
インドネシアに移住した中国人理髪店の絵。
この絵の奥のベッドにはアヘン用のパイプが描かれています。
中国の磁器の馬に日本の漆器のお椀、ヨーロッパのブロンズマウント、おまけに珊瑚がくっつけられた、何とも贅沢でヘンテコな香炉。
2階 信仰と信念
Ancient Religions
Ancient Religionsのセクションに入ってすぐ、大きな5体の仏像があったのですが、見ていると胸がギューッと掴まれるような変な感じがしました。
別にスピリチュアルな事を言うつもりはないのですが、何だか圧倒されるような畏怖の念を抱くとはこのことかというような感じがしました。
夫に聞いたら、彼も胸が苦しいような似たような感じがしたそうです。
ちょっと不思議な感覚だったので、あなたも何か感じるかどうか行ってみませんか?
もし何か感じた方がいらしたら教えてくださいね!
個人的に興味深かったのが、チベット仏教の眷属の像。
背中に背負っている剥ぎ取った人間の皮は、人間の状態の限界に打ち勝ったことを表しているそう。
その他
他にも先祖と儀式、クリスチャンアート、イスラムアート、学者ギャラリーなどに分かれて展示物があります。
(部屋が分かれていたので、私たちは見逃していた物もあったようです。。)
3階 素材とデザイン
セラミックス、ファッションとテキスタイル、ジュエリーの部屋に分かれて展示されています。
ファッションとテキスタイルの場所は薄暗くて、古い洋服が宙に展示されていてあまりにも不気味なのでそそくさと部屋を出ました。
ジュエリーセクションのThe Mary and Philbert Chin GalleryはすべてEdmond Chinさんの寄付によってできたギャラリー。
金やダイヤモンドでできた、東南アジアのアクササリーがいろいろ展示されています。
まとめ
スクールホリデーなので子供をどこかへ連れて行こうと思って行ったのですが、小学生の息子は一応展示物を見て回ていたけれど、サッと見て回ると手持ち無沙汰になっていました。
このアジア文明博物館は小学生以下はあまり楽しくないかもしれません。
でも大人の皆さん、こういう博物館もたまにはいいですよね。
私たちは約2時間くらいは館内にいたと思います。
サッサと見て回る人は一時間くらい、じっくり説明を読んで回る人は数時間かかると思います。
入場チケットですが、オンラインで買わなくても直接博物館に行って購入できます。
常設展はシンガポール人と永住者は無料ですが、そうでない外国人は特別展とまとめてオールアクセスで大人25ドルになります(6歳以下の子供は国籍問わず無料)。
学生は学割があるようなので受付で聞いてみてください。
ちなみにフラッシュなしの写真撮影は許可されていますので安心して下さい、こなつは違反していません。
展示物の説明を英語で読むのが難しいし億劫なので、私はGoogle翻訳のアプリのカメラで自動翻訳を見ながら回りました。
ほんとうに便利な世の中ですねー。
あと車で行く方は博物館には駐車場がないので、Parliament House Car Parkに停めて歩いて行かれるのがよいと思います。
Asian Civilisations Museum
1 Empress Place, Singapore 179555
+65 6332 7798
営業時間 通常: 10am to 7pm
金曜日: 10am to 9pm
引用元:Asian Civilisations Museum
おまけ
(※残念ながら当時Boat Quayにあったお店は閉店してしまいましたが、VivoCityのお店は営業中です。2023年6月現在)
アジア文明博物館から少し歩いて橋を渡った向こうのボートキーで美味しいハンバーガー屋さんを見つけました。
バーガーはかなりボリュームがあって、お肉がとてもジューシーでした。
バンの種類もサワードウ、プレッツェル、雑穀、バン無しなんて選べました。
セットにすると、サイドとドリンクそして食後のドリンクが様々な種類から選べます。
バーガー好きにはおすすめしたいレストランでした!
それでは。
Hans IM GLÜCK German Burgergrill
住所:1 HarbourFront Walk, #01-57 VivoCity, Singapore 098585
営業時間:日曜日~水曜日 11:00~23:00、木曜日~土曜日 11:00~00:00
お読みくださってありがとうございます!
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