こんにちは、こなつです。
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ところでみなさん、シンガポールには鞭打ちの刑があるのをご存じですか?
刑を受けた人はお尻の皮膚が裂け、猛烈に痛いそうです。
そうした恐ろしい拷問ではないのですが、シンガポールでは子供たちのしつけのために、鞭を打つのもけっこう一般的なんですよ。
馬に使うような鞭じゃないですよ、木の枝のようなものです。
噂では知っていましたが、実際友達の家庭でも行っているのを聞いて驚きました。
日本人の家庭じゃないですよ、もちろん。
ケイニングの痕(あと)
ある日、息子の友達のお母さんと学校の外で話していると、
友達のお母さん:「あ、あの子の足。ケイニング(鞭打ち)の痕だよ。」
と、ある男の子のことを見て言っていました。
私が振り返ったときはその男の子は居なくなっていて、どんな痕かわかりませんでした。
友達のお母さん:「間違いない。あれはここ最近やられた痕だなー。うちの旦那が息子たちにしたときにできる痕に似てるもん。」
私:!?
私はてっきり、彼女は非難しているのかと思ったから、「やってんのかい!」って心の中でつっこみました。
私:「えっ?ご主人ケイニングするの?」
友達のお母さん:「するよ。あなたのところはしないの?」
私:「いや、うちはしないよ。日本だと虐待扱いだよ。」
私:「それで、ご主人がケイニングしたら、痕はどのくらい残るの?」
友達のお母さん:「うーん、一日くらいかな?」
一日だからあざにはならない程度だろうけど、痛いだろうなぁ。
かわいそう。
しつけ?虐待?
子供への体罰は賛否両論だけれど、物で叩くとかはよろしくないと思います。
だって子供を叱る時って、たいていは怒りも伴ってるはずなんですよね。
そうするとつい手に力が入って、子供の体にかなりの衝撃を与えてしまうかもしれません。
もしも体罰を与えるのなら、自分の手のひらで自分も痛みを感じるべきだと思います。
とはいえ、今は世の中の風潮で体罰そのものが悪とされてきていますし、体罰することを擁護しませんが、とにかくケインは使いたくないですね。
うちの夫も反対派です。
しかし、夫も昔自分の母親にピシャッとやられたことがあるって言っていました。
たぶん彼女のことだから、力いっぱいケインを使ってはなかったでしょうけど、時代ですかね。
それが当たり前だったのでしょう。
シンガポールも行き過ぎた体罰は虐待とみなすようです。
しかし表面化されるのは一部でしょうから、見えないところで体罰が行き過ぎてしまう可能性は十分にあります。
学校でのケイニングは合法
それで、もっと驚いたことは、シンガポールの学校でも罰としてのケイニングが許されているということです。
校長のみがその権限があるのと、これも罰則のガイドラインはあるようですが、よほどひどいことをした生徒に対しての体罰のようです。
それでもケイニングが合法だなんて。
でもそれで学校の規律を守っているのでしょう。
ついでに思い出したのですが、私の小学生時代にも竹の棒で生徒を罰する先生がいましたね。
その先生は他にもいろいろ問題行動をしていましたけど。
今だったら、訴えられるんじゃないかな?
まぁ、その話はまたいつか書いてみたいと思います。
世界的に体罰を無くしていく方向にあるので、いつかは、シンガポールも法律で禁止になる日も来るかもしれませんね。
お読みくださってありがとうございます。また来てくださいね!
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