こんにちは、こなつです。
私の夫はシンガポール人ですが、周りのお友達にも日本人とシンガポール人のカップルがいます。
「国際結婚してる人って、どうやってお互い知り合ったの?」
「シンガポール人との結婚って躊躇しなかった?」
って興味ありませんか?
『シンガポール人と結婚した女性の出会いの話』シリーズ、今回はタオズ(仮名)さんのお話です。
それでは、はじまりはじまり。
婚活はシンガポールでTinder
タオズさんはある航空会社で客室乗務員として働いていました。
しかし30代に入ってから「仕事も激務過ぎるし、そろそろ辞めて結婚したいな」と考えるようになりました。
彼女は高校生の時から留学していたのもあり、日本に帰って生活するという事にピンときませんでした。
そこでどこの国に住みたいかなって考えたときに、以前友達から「あなたはきっと成金中国人と結婚しそう」と何の根拠もなく言われたことなのになぜか頭に残っていました。
中華圏を考えたとき台湾・香港なども考えましたが、住みやすく今いるドバイから行き来しやすいシンガポールがいいなと思いました。
そこでシンガポールのフライトが入ったときにTinderというマッチングアプリを使って未来の結婚相手を探し始めました。
ちなみにTinderはアプリを使っている場所でのマッチングになるので、日本で使えば日本の人と、シンガポールで使えばシンガポールにいる人と繋がるそう。
Tinderと聞くとカジュアルな付き合いを求めるイメージもあるのですが、こうして真面目な出会いを探している人たちもいるんですよ。
たった一人の人
タオズさんの滞在時間はたった一日でしたので、その一日がマッチング真剣勝負です。
マッチングした数人の男性と連絡先を交換して、またホームの国へ帰ります。
そして何人かとチャットを続けていたのですが、やっと取れた次のシンガポールへのフライトで都合よく会えたのはたった一人。
なんと実はそれが後のご主人になるのです。
どういうことかというと、シンガポールへのフライトはクルーにとても人気で、そんなに頻繁に来ることはできなかったそうです。
たまにしかないフライトで一日しか滞在できないという限られた中で会えたのがその男性。
ご主人、とてもラッキーな人ですね!
そのラッキーさん(ご主人)は出会ったとき、タオズさんの前で緊張して汗だくだったそう。
それを見たタオズさんは「この人私にメロメロ。いいわぁ。」と思ったそう。
銀川までやって来る
しばらくしてタオズさんの勤務では珍しく、中国に5泊するフライトが入りました。
そこでそのラッキーさんに「私中国の銀川に5泊ステイするんだけど来る?」って聞くと、嬉々として3便の乗り継ぎにもかかわらずにやって来てくれたんだそう。
銀川という所は海外から来るには少し不便な所にあるのです。
それでますますタオズさんは、「この人は何でも私の言うことを聞いてくれそう。」と思ったのでした。
そこから正式に彼氏彼女という関係になりました。
バレバレなプロポーズ
しかし交際期間がとても順調だったわけではありません。
毎日チャットやらオンラインの通話でコンタクトをとってお付き合いをしていたのですが、喧嘩はよくあったんだそうです。
喧嘩というよりも、ラッキーさんの話の嚙み合わないところにイライラしてしまい文句を言ってしまうことがよくありました。
だから「この人と今後もうまく付き合っていけるのかな?」という懸念も正直ありました。
そういう不安も少しはあったものの二人は交際を続けていきました。
そして最初に出会った日から約3か月後に、シンガポールでラッキーさんからプロポーズを受けました。
クルー滞在用のホテルに2人で泊まっていたのですが、ラッキーさんはサプライズで花と指輪をベッドの下に隠していたようです。
タオズさんはそれを離れた鏡越しに見てしまって「あ、今日来るな。」とばれてしまっていましたが、迫真の演技で驚いたふりをしてあげました。
ちゃんとひざまずいてプロポーズしてくれたんですって。
そんなおっちょこちょいなラッキーさんのプロポーズをタオズさんは受け入れました。
結婚の決め手はラッキーさんの誠実な人柄と、何でも言うことを聞いてくれるところでした。
汗だくの挨拶から結婚まで
翌月に2人は日本にいるタオズさんのご両親に挨拶をしに行きました。
その時もラッキーさんは大量の汗をかいていて、心配したご両親から2つの扇風機をかけてもらいながら、がんばって練習した日本語で挨拶をしてくれました。
それから約3か月後の年末年始にタオズさんのご両親がシンガポールのラッキーさんのご両親と対面しました。
そしてその約2か月後タオズさんは仕事を辞めてドバイからシンガポールへ越してきて、お試し同棲を始めました。
喧嘩は相変わらずしていましたが、6月初旬にマッチングしてからちょうど一年目に結婚をしました。
なお、同棲前まではドバイで3回シンガポールで6回、お互いが行き来して会っていました。
これもすごいですよね、国が違うのに約8か月の間に銀川も入れて10回も会えていたなんて。
客室乗務員だったという利点もありますが、ラッキーさんも計4回も会いに来てくれていたんですね。
その後少し広い所に引越しをして、息子さんも生まれて仲良くシンガポールで暮らしています。
おしまい。
まとめ
いかがでしたか?
私的な意見ですが、タオズさんは素敵な人を見つけられたんじゃないかと思います。
今は昔よりもずっとマッチングアプリを利用しての恋人探しの敷居も低くなってきました。
もし私が現在独身なら絶対こういうアプリを利用することでしょう。
タオズさんは後から知ったのですが、TinderよりもCoffee Meets Bagelのほうが真剣な交際相手を求めるのには向いているんだそうですよ。
何はともあれよいパートナーを見つけれられたのだから、どんな方法だろうと有効だと思います。
余談ですが、結婚前に相手の「ちょっとこういうところ気になるな」っていうところは、当然結婚後になくなるわけではありません。
慣れて気にならなくなるようなレベルであれば問題ないですが、深刻になる場合もあるので気をつけて。
あと、ラッキーさんは成金さんではないそうですよ。
それでは。
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